講師仲間とやっていたヨガの活動を卒業し、これから個人でやっていくヨガ教室をYoga salon nazと名付けました。
nas(ナーズ)は、インドのウルドゥー語で、“だれかに無条件に愛されることによって生まれてくる、自信と心の安定”という意味です。
私は、ヨガや瞑想を通じて、当たり前に在るもの、例えば吸う、吐くの呼吸、右手、左手など身体の1つ1つの部位に意識を向けられるようになりました。
そういう時間を積み重ねていくと、普段の生活でも、当たり前に在るものも、「ありがたいなぁ」と少しずつ思えるように変化してきました。
20代の頃は「自分の努力でここまできました」みたいな顔をして歩いていたような気がします。しかし、親になり、全くそんなことはないと思い知らされました。
1人の人間が育つには、親(血縁関係に限らず養育してくれた人)や周囲の人の愛情、多くのサポートが必要だと知りました。
そして、数々の奇跡と強運の上に成り立っているのだと思いました。
まず母親のお腹の中で育ち、生きて産道を通ってきたこと。そのあとも事故や病気、災害などが降りかかってこなかったというラッキーが続き、今日に至っているのだと感じます。
これは私たち1人1人に言えることです。
別に子どもを育てなくとも1人1人がスペシャルでありがたい存在であるとしっかりと感じている人はたくさんいると思います。私の場合は、子どもを産み育てることが、こうしたことを考えるきっかけになったという話です。
ちなみに、この写真は息子でも娘でもなく、子ども時代の私です(笑)
そんな中、「翻訳できない世界のことば」という本で、nas(ナーズ)という言葉を知りました。
私がヨガの練習をし、子どもと過ごす中で受け取ってきたメッセージ、そして伝えていきたいエッセンスと繋がると思い、この言葉を選びました。
つらつらと書きましたが、あくまで私の想いであり、受け取るかどうかはup to you!ご自由にどうぞ!というスタンスです。
ヨガをする目的は何であれ、一緒にヨガをした人が少しでも軽やかな身体や気持ちになったらいいなと思います。