心の中がグチャグチャで捨てられないあなたへ/ブルックス・パーマー
あまりモノを増やさないようにと思ってはいますが、気づくとまたスペースがいっぱいになってしまうので定期的に断捨離系の本をやる気を出すために読んでいます。具体的に何人かのエピソードを紹介しながら、グサグサっとくるところをその汚部屋の持ち主に投げかけながら、スッキリした部屋、人生へと変わっていく様子が、読んでいて気持ちが良いです。混沌とした部屋が精神面に与える影響なんかも書かれていて、さぁスッキリさせるぞ!という気持ちにさせてくれます。
過去、未来へ思いを巡らせずに今に意識を向けようというマインドフルネスな内容も入っていて、ちょっとヨガっぽい思想だなぁなんて思いました。
子どもがいるとどうしてもモノだらけになっちゃうけど、「子どもがいてもスッキリ暮らす」を2022年のテーマのひとつにしようとこっそり思ってます。さて、できるかな(笑)
印象的なフレーズ
★いくらモノをため込んでも幸せは手に入らない。
★人々は幸せをもたらしてくれるからではなく、値段が高かったからと言う理由でモノに価値を見出そうとする傾向があります。
★気分が塞いでいるときは明晰な思考ができないので、必要のないモノや好きではないモノまで買ってしまいがちです。
★身の回りの不要なモノを手放せば、視界が開けて生活全体が見えてきます。その結果、自分の生き方、付き合っている人、時間の過ごし方、抱いている信念の中で不要なモノがわかってきます。
★変化に抵抗するより適応する方が精神的にも肉体的にも楽なのです。
★自宅と心の中に空きスペースを作らなければ、いつまでも行き詰まった状態が続きます。そんな時、もっと多くのモノを手に入れても解決策にはなりません。良い決定をして状況を打開するには、周囲の環境と、心の中に常に空きスペースを準備しておく必要があるのです。
★心の中がガラクタでいっぱいになると、混乱が性格に表れます。強迫観念や優柔不断などです。
★興味深いことに、先延ばしをするとネガティブな結果につながりやすいのです。諸悪の根源は、あれやこれやと思い悩んで行動起こそうとしないことです。