Yoga Salon Naz

宮城県名取・岩沼の小さなヨガ教室〜自分を大切にし、よりすこやかに、かろやかに歩む心身をととのえる*30代からの季節に合わせたやさしいヨガ*大人向けリラックス、ベビーマッサージ&ママヨガ*ヨガ初めての方も大歓迎〜

自己を受容し、生きることを考える本

こんにちは。
宮城県名取市岩沼市でYoga salon Nazという小さなヨガ教室をしているヨガ講師のtomoyoです🌿

 

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元女子高生パパになる
杉山文野

 

 

●内容(「BOOK」データベースより引用)


セーラー服を着ていた。30歳で死のうと思っていた。そんな僕に、こんな未来が訪れるなんて。父として、LGBTQムーブメントのリーダーとして―仕事、恋愛、家族など社会の「普通」を問い直すフミノの奮闘記。

 

 

 

●感想


人事の仕事で、LGBTQ+の研修を受けたことがあるのですが、今まで受けた研修の中で、実は1番印象に残っている🌈


自身がLGBTQ+であるという方が講師をしており、言葉のひとつひとつが頭に響いたからだ。11人に1人はジェンダーに複雑さを抱えているということだった👫
 

自分が持って生まれた身体の性と心の性に、フィット感を持ち、そこに疑問がなくても、「自分をって一体何者か?」と考えることは誰しもあると思う。
その問いを、鏡を見る、トイレに行く、お風呂に入るなど日常の中で、何度も突きつけられるって、相当ハードモードの人生だろうと想像しました。でも、そうしてもがき苦しんだ文野さんだからこそ、今、優しさや強さ、柔らかさを持ってご活躍されているんだと感じた。

 

 

「罪を憎んで、人を憎まず」という言葉が、文野さんの経験を元に語られていて、それも印象的でした。

 

 

精子提供を受け、人工授精により子どもを授かるところから、出産、子育てのエピソードも載っています。文野さんは子どもが産まれる前から、母親と同じ温度感で行動、思考してて、「こんなパパってなかなか居ない🥺!」と読みながら拍手を送っていた。これは、トランスジェンダーだからというよりは、文野さんのパーソナリティによるところだと思いますが…。

 

 

産む側は、自身の体調や体形がとんでもなく変化していくことで、おのずと赤ちゃんの存在を常に感じながら10ヶ月を過ごし、親になる準備をしていく。一方、産まない側の親というのは、実体として赤ちゃんに会って、触れてから、親になったと実感する人が多いのではないかと思う。

 

それが悪いという話ではないし、そういうもんかなと思うのだけど、文野さんのような熱量で赤ちゃんを迎えようとするパートナーが居たら、心強いだろうと思う。これからパパになる人がいたら、この本をお薦めしたい。そして、人間が誕生すること、生きていくことは奇跡だと思い直すことができる良い本です😌🍀✨

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました😊

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