前回の投稿で、「ヨガとは、心の波を静止することだ」ということを、私の先生から学んだこと、それを自分のフィルターを通した形でお話しました。
じゃぁ、「心の波が静止した状態」を作ると、どうなるかということを書いていきます。
「心」という表現が、しっくりこない人は、「マインド(頭、感情、思考)」と変換してください。
「物事を澄み切った心の状態で見ると、問題は実は何もない」となります。
苦しみや、辛いことも心の波が、波立っているから、そう感じるんだよということになります。
これ、私も最初は「はて…?」というかんじでした(笑)
「なんか変なこと言い出したぞ」と思われてるかもしれませんが、とりあえず続けます(笑)
ヨガでは心の性質は、3つあると考えられています。
・純粋質(サットヴァ)…すみきった心の状態
・激質(ラジャス)…怒る、泣く、緊張するなどの状態
・鈍質(タマス)…物事にたいしてやる気がない、どうでもいいなどの状態
人は1日の中で、この3つの状態を行ったり来たりします。
湖に例えて考えてみます。
・純粋質…波立っていない穏やかな湖。水面には、周辺の木や花、満月が映る。
・激質…激しく波立っていて、水面に周辺の景色が映らない。
・鈍質…ブルドーザーがやってきて、湖を土で埋めてしまった。そもそも水面がない。
すみきった穏やかな状態だと、周辺の木や花、満月の美しさに気付くことができます。
私たちも同じで、心の波が落ち着いている時、または自分の考えを輪ゴムでギューギューにがんじがらめにしている状態から解放された時、「満月がきれいだなぁ!」と美しいものは、美しいとそのまま受け取れるんじゃなかろうかと思います。
私も、日々暮らしていると激質や鈍質な状態になります。
なので、チューニングするように、毎日少しでも、身体を動かすヨガや瞑想をしています。